微細部品金型内組立加工

微細な板金部品の組み立てを金型内で行うことで、組み立ての時間コスト低減と製品精度の均一化を実現させる技術。

ある程度の大きさの製品にも応用できるが、MEMSを含めた精密マイクロ機器の製作時における効果は大きいことから、平成15~17年度「戦略的基盤技術高度化事業」に採択されました。

この人形はその技術の実験のために製作されました。
左右と奥からの三方向から材料を送りながら抜き工程を進め、中心部での部品を組み立て、スケルトンを落とすところまでを完全に自動化できます。

材料:SUS304CSP-1/2H 本体 t=0.2mm 人形部 t=0.1mm
使用機械:小型スクリュープレス機 50KN  送り装置3台
金型:順送型(型材=微粒子超硬)
生産方法:自動加工
加工条件:ストローク長さ=15mm 回転数=60spm 無潤滑
本体材料:奥側より供給(赤矢印)  人形部 左右より供給(青矢印)

※実用例 マイクロバルブ

マイクロバルブ本体裏側の0.2mmの穴からの液圧を受け表側のバルブが開き、液圧が無くなることでバルブが閉じて逆流を防止する仕組みになっている。

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